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春。出会いと別れが交錯するこの季節は、大切な方へ心を届ける絶好の機会でもあります。卒業、入学、就職──節目を祝う贈りものをお送りするときに気になるのが「のし」です。
日本文化に根ざす「のし」の意味と使い方を知ることで、贈りものに込める想いがいっそう伝わります。
今回は卒業・入学祝い、就職祝いなど春のお祝いにふさわしいのしについて解説し、下鴨茶寮のおすすめギフトもご紹介します。
春の「卒業祝い」「入学祝い」「就職祝い」の贈りものマナー
春のお祝いには、卒業や入学、就職などがあります。どのようなタイプののしと表書きがよいのでしょうか。贈りものの相場についても、まとめました。ぜひ、参考にしてみてください。
のし紙
のしの表書きは、なるべく具体的にお祝い内容を書きます。学業や進路に関するお祝いは何度でも祝ってよいことから、結び切りではなく紅白の蝶結びを選びます。
・表書き
「御卒業御祝」「卒業御祝」「御入学祝」「御就職御祝」など
・水引
紅白の蝶結び:蝶結びは「何度でも繰り返してよい」お祝い事に使用されます。
・外のし・内のし
入卒・就職など個人の状況が周囲にわかるので、贈られた方によりますが、内のしで控えめにするほうが無難でしょう。
・名前の書き方
贈る側のフルネームを水引の下に書きます(縦書き・楷書が基本です)
贈りものの相場
姪や甥など、親戚のお子さまにお贈りする場合の金額の相場は、ご家庭の関係性や地域にもよりますが、5,000円程度が一般的でしょう。特別に親しい親族、例えばお孫さまの大学卒業などは、10,000円から50,000円ほどが相場とされています。
贈る時期
お知らせを聞いたらなるべく早く、3月末から4月前半のうちに贈るのが望ましいです。離れて暮らす親族にGWに手渡しする機会があればお贈りしても失礼ではありません。
お礼(内祝い)は必要?
入学・卒業・就職などの人生の節目は、「成長を祝う行事」なので本来お返し不要といわれていますが、もちろんご返礼しても失礼ではありません。お礼品にのしをつける場合は「御礼」「入学内祝」「卒業内祝」「就職内祝」などと書きます。
春のお祝いにおすすめの贈答品
下鴨茶寮のギフト・贈答品のなかから、春のお祝いにふさわしい商品をおすすめいたします。
【料亭のご馳走 毬-mari-】

下鴨茶寮の定番「ちりめん山椒」「きんぴらまぐろ」「京のぜいたく牛しぐれ」の3種を詰め合わせました。扇柄の端正なギフト包装にて、ご送付にもお手土産にも活躍する贈答品です。
【下鴨茶寮の逸品詰め合わせ】

料亭のお出汁(10パック)ときんぴらまぐろ、しば漬けちりめん、昆布ふりかけ、椎茸昆布をセットしました。お出汁のレシピ本つきで、新生活を応援する気持ちを込めた贈答品です。
【料亭のあんかけ丼(ギフト)】

料亭の味をあんに閉じ込め、押麦入りのご飯にかけた丼です。「ゆば餡」、「きのこ餡」、海鮮4種の贅沢な「海鮮餡」の3種を化粧箱に入れ、冷凍便でお届けします。人気の贈答品です。
下鴨茶寮は、茶懐石に根ざした料亭の精神を礎に、現代の贈答文化に寄り添う一品をご用意しております。今春、礼節と美意識をもって、贈る歓びを深めてみませんか。