世界遺産・下鴨神社での結婚式に寄り添う、下鴨茶寮の祝膳

下鴨茶寮のはじまりは、下鴨神社(賀茂御祖神社)の参道の糺の森にて、旅人に茶をふるまった水車茶屋とされています。その後、現在の高野川のほとりに移り、料亭として歴史を刻んできました。神社に寄り添いながら歩んできた私たちは下鴨神社での結婚式に、特別な想いを込めて向き合っています。

神域と料亭、二つの歴史が紡ぐご縁

縄文時代より続く、神々が宿る森と称される「糺(ただす)の杜」に囲まれ、現在は世界遺産に登録されている下鴨神社。そんな下鴨神社の神域で執り行われる結婚式には、特別なおもてなしが似合います。創業安政三年、神社の参道からはじまった下鴨茶寮は、今もなおその聖域に寄り添い、晴れの日の祝い膳を担っています。

下鴨茶寮のブライダルプラン「相生」

世界遺産に登録されている下鴨神社には、2本の木が1本に合体した「連理の賢木(れんりのさかき)」があり、夫婦和合の象徴とされています。その傍らの「相生社」が古くから縁結びの神として信仰されてきました。

「相生(あいおい)」という言葉は夫婦が連れ添ってともに長く生きるという意味があります。

下鴨茶寮ブライダルマネージャーの経験を持つブランドマネージャーの奥田知位子によると、

「“相生”という言葉は下鴨茶寮ブライダルで大切に考えられている言葉です。当茶寮主人の小山薫堂はこの言葉を自著のショートストーリー集『恋する日本語』の一話分のタイトルとしてもとりあげており、下鴨茶寮ブライダルプラン名にも採用しております。『相生』プランは、下鴨茶寮で結婚式を挙げた新郎新婦へ、生涯にわたり結婚記念日のお食事特典をお約束するというもの。大切な方々に見守られた結婚の日の記憶が生涯色あせることのないよう、一生分の結婚記念日のご予約を入れていただきます。」と話します。

下鴨神社での婚礼は、春や秋の観光シーズンが人気といいます。親族で京都を訪れ、旅の思い出とともに夫婦の門出を祝う——京都を愛する人にふさわしい結婚式のかたちです。

🔗下鴨茶寮のブライダルを見る

「下鴨神社御用達包丁人」と名乗れる理由

下鴨神社には、「供御所(くごしょ)」と呼ばれる神聖な建屋があり、重要文化財に指定されています。供御所は神域において調理を供する「直会(なおらい)」が許された場所ですが、一般には公開されておらず、特別に許された人物だけが敷居をまたぐことができます。

下賀茂神社(賀茂御祖神社)で挙式を執り行った新郎新婦が、披露宴を行う場所のひとつでもあります。

現在、この供御所での調理を正式に許されているのは、下鴨茶寮の料理人のみ。ゆえに私たちは、「下鴨神社御用達包丁人」を名乗ることが許されています。これは、下鴨神社と当茶寮が積み重ねてきた信頼の証であり、神域での婚礼において、料理を司る責任と誇りを意味します。

本来「直会」とは、神事後に神前に捧げた供物を人がともにいただくことで、神と人の絆を深める儀礼のこと。その精神を受け継ぎ、下鴨神社の結婚式では、料亭が整えた会席料理が、門出を祝う宴に華を添えます。

 

京ならではのしつらえ「饅頭入刀」と、「鯛の三方盛」

下鴨茶寮の婚礼会席には、京都ならではの風習も大切に受け継がれています。

その一つが、「饅頭入刀」。洋式のケーキカットに代わり、新郎新婦が紅白の大きなお饅頭「宝来」を割り、箸で取り分けてゲストに振る舞います。古式ゆかしい公家の婚礼儀式「箸取りの儀」をなぞらえたものです。

さらに、料理長からの心尽くしとして宴中には「鯛の三方盛」がお披露目され、新郎新婦をはじめ招かれみなさまに振る舞われます。鯛は夫婦つがいで生息する数少ない魚とされていることから婚礼の縁起物とされています。

ふたりの門出を祝うと同時に、招かれた方々への感謝もお伝えし、京の料亭の一皿が、人生の晴れ舞台を印象深く彩ります。

🔗料亭の鯛と京筍の木の芽鍋を見る

晴れの日の感謝を託す、格式ある内祝いのしつらえ

ご結婚の喜びを、ご縁ある方々へ感謝とともに贈る——それが「結婚内祝い」です。下鴨茶寮では、この佳き日にふさわしい贈りものとして、神域にちなんだ「糺(ただす)」という銘でご用意しております。

【糺「幸福」6種詰合せ】

たとえば、【糺「幸福」6種詰合せ】は、ちりめん山椒、鰻山椒煮、牛しぐれなど、料亭の味覚を凝縮した一箱。素材の良さと職人の技が織りなす、上質な贈りものです。

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【糺「 礼」】

より格調高く伝えたい方へは、鮑や金柑蜜煮を含む【糺「 礼」】を。美しく箱詰めしお包みした料亭の逸品は、目上の方やご親族にも自信を持ってお渡しいただけます。

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新郎新婦の感謝の気持ちを忘れがたく届けてくれますよう、下鴨茶寮が心を込めてお支度いたします。



 

世界遺産・下鴨神社での結婚式は、人生の門出にふさわしい、格別の体験です。お祝いの席に集った方々や、お世話になった方々への内祝いとして、下鴨茶寮の婚礼ギフトをどうぞお役立てください。

 

参考文献

  • 京都市文化市民局「下鴨神社(賀茂御祖神社) | 世界文化遺産」

 

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